物語
本は好きだけれど、大人になって少ししてからほとんど小説を読まなくなった。10代のころに書評に出会って、そのせいで小説を読むこと自体よりも、その人がその小説をどう読んでるのかを読んでいくことのほうが楽しくなってしまった。
なのでここでは〈小説〉の紹介ではなく、〈物語を楽しむためのあれこれ〉まで範囲を広げてとりあげてみようと思います。
羽海野 チカ / イラスト
『読書ノート』
112ページ
集英社みらい文庫
2012年7月発売
1ページに1冊ずつ記録していける、新書サイズのフルカラーの記録帳。
お気に入りのキャラ、心に残ったセリフ、好きなシーンという項目があらかじめついているので物語向き。
落合恵子
『絵本処方箋』
朝日文庫
248ページ
2013年7月発売
本当はこのサイトで本のことをとりあげる時はこの『絵本処方箋』みたいに、エッセイみたいなかたちで文庫本3ペイジぐらいの読み物として文章を書くことを1年以上考えていて、結局それを断念して今のかたちになってます。
とにかく落合さんのつづる文章の心地よさで、たくさんの絵本を紹介してくれるので、絵本をあまり読まない人にも入口として楽しめる1冊。